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Musical 『ANGEL GATE ~春の予感~』 [ライブイベント関連]

企画のタレント・モデル事務所であるスペースクラフトと、制作の横山由和氏が率いる
ミュージカルカンパニーStepsのキャストが送るミュージカル。

Musical 『ANGEL GATE ~春の予感~

日時:2006年4月13日(木)~16日(日)
会場:新国立劇場・中劇場

脚本・演出: 横山由和
音楽監督: 斎藤恒芳

(ユリ):南里侑香 (ミカエル):有森也美 (エリ):未來貴子 (マスター):神田利則
(マミ):吉野紗香 (チカ):森ほさち (リョウ):武田義晴
(ナオ):桜井美紀 (フミヒコ):嶋祐一郎 (ヨウヘイ):篠山輝信 (ハル):鶴水ルイ
(渋谷の人):BON-BON BLANCO・品川絵美 (エラ):大垣知哉


先週公演があったわけですが、参加したしたのは土曜日の13時からの公演。新国立劇場
に初めていったんですがスタッフの充実度は凄いなと思ったり。元々2階席の券だったのが
1階席に振り替えになったのですが、他の日の公演では完売した日もあったとのこと。
今月に入ってから、地上派のゴールデンタイムにCMやってのはビックリしたんですが、
主催がフジテレビということで納得しました。

公演も終わったのでストーリ等を書きますが、あまり記憶に自信が無いです。

(第1部)
天使見習いのマミ・チカ・リョウの3人が、ユリという女の子の魂を無事に連れてくる
ように大天使ミカエルから指令が下される。ユリは事故にあい病院に運ばれるが、
好きなヨウヘイなど現世への想いがあって魂だけ幽体離脱する。その後リョウが天使
見習いになる前に人間だった頃、ユリの父親であったことが判明する。リョウはユリの
母親エリから、子供を身籠ったことを知らせる電話を聴いた際に交通事故で亡くなって
いた。リョウはその後娘と心を通わすうちに、本来の使命に背いてユリの魂を地上に
戻すことに同意する。

(第2部)
ユリは地上では友達が応募したオーディションでアイドルになっていたが、マミの現世
の妹であるナオたちとは上手くいかない毎日を過ごしていた。またエリは、チカの元夫
のフミヒコからプロポーズされていた。閑職に回されていた天使見習いの3人とお目付け
役のハルは再びミカエルから、数日のうちに何者かに殺されるユリの魂を無事に連れて
くるように指令が下される。その後ユリは天使や友人が見守る中、サイン会場で何者か
に爆発物を投げられる。危うく難を逃れるが近づいてきた男にナイフで刺されてしまう。
男はフミヒコだった。長年想いを寄せてきていたエリの、父親であるリョウに対して復讐を
遂げるために、娘のユリを殺したのだった。再び幽体離脱したユリは、周囲から愛される
ことに気づき再び現世に還る。天使見習いの3人とリョウの母親だったハルは天使失格を
言い渡されるが愛することを認められ、現世に生まれ変わることを命じられる。

(スペシャルカーテンコール)
BON-BON BLANCO : 『Bon Voyage』
Fiction Junction YUUKA : 『ANGEL GATE』



(エンジェルゲートは人間界と天使の世界を結ぶ場所)


一応メイン役者さんはスペースクラフトのタレントさんなんですが、ミュージカル本業のSTEPSの
皆さんは、占い師・渋谷の人・ウェイトレス・闇の存在だったり、サポート的な役回り。もちろん
歌と踊りのレベルの高くて素人目にもはっきりわかりました。
 
ミュージカルということなんで歌の方は、経験者ということでやはり南里さんと森さん
がメインで、吉野さんがそれに続く感じ。森さんは宝塚に居られたということで流石に
上手かったです。主役の南里さんはカーテンコールで歌っているのを聴くと、劇中で
歌うときと求められるスキルが違うんだなということを感じました。自分はファンなんで
良いですけど、初見の人にはもうちょっと声量があったほうがインパクトがあっただろうな
とは思いました。

有森さん・神田さん・篠山さんはソロで歌う場面がありましたが、未來さんと武田さんは
演劇専門という感じでしたね。篠山さんは南里さんと掛け合いで歌ってたころが良かった
です。いい声を持っているので1回しかないのがもったいないくらい。それ以外にも挿入歌
として大垣智哉さんで2曲、ボンブラも1曲、品川絵美さんのサックスも2回と盛りだくさん
でした。ソネットブログ的にはボンブラのボーカルAnnaさんも出てましたけど、ライブ会場
じゃないので大盛り上がりできないのが残念なところではありましけど。終わってからの
『Bon Voyage』のほうは盛り上がりました。

ストーリのほうは人間と天使の話がメインということで、生死に向き合ったり、親子の愛に
ついて語ったりと非常にスタンダードな話だったと思います。その分主人公の友達関係の
ロマンスなほうはあまり触れずじまい。キスシーンとかスポーツ新聞に載ってた割りには
そんなにラブラブした感じはならなかったなあと。第1部と第2部でもそこは一貫していたと
思います。あと全体的に学生服は結構無理してるなというのが皆さんから感じました(笑)

どちらかというと面白いのは、ユリがアイドルという芸能界設定ですかね。普通に考えると
あまり合ってない気がしますが、自分は石丸電気やヤマギワソフトのイベント参加している
わけで、アイドル的側面を見出して変にリアリティがあるのが不思議。あとはミュージカル
でもオタク描写がアニメっぽい演出だった気が。でもマナーの悪いファンも残念ながらゼロ
じゃないことを知っているので、いろいろ感じるところではありました。

音楽は元クライズラー&カンパニーの斉藤恒芳さん。このblog的な採り上げ方として
は現在放送中の、『xxxHolic』の劇場版サントラ担当の方です。舞台奥で演奏なんで
すけど、サントラと同じくクラッシックの楽器をつかいつつも、現代的なアレンジといった
ところが特徴でしょうか。


(↑『劇場版xxx HOLiC 真夏ノ夜ノ夢 オリジナル・サウンドトラック 』 2005年08月18日発売)

蛇足ですが個人的にアニメ関連で斉藤恒芳さんの作品を挙げるとしたらこれを
挙げるしかありません。『天地無用! in LOVE2 ~遥かなる想い~』です。

もちろんEDの杏里さんの『LoveSongが聴こえる』も良いですが、斉藤さんの
劇伴のほうもそれだけで1つの作品世界が完成しています。その中でも
11曲目の『ハルナとの日々』は珠玉の1曲でどんなに落ち込んでいても、
幸せにさせてしまうぐらいの威力を持っている曲なので機会があれば聴いて
ほしい1曲です。


(Fiction Junction YUUKA 『Silly-Go-Round』 2006年05月10日発売)

最後にキャスト全員が1人ずつでてきて、最後に南里さんが代表して挨拶したのは
ちょっと感動しました。途中からちゃんとしゃべれるか心配になりましたが、案の定
間違って有森さんと吹き出して笑っていましけど。

最後の『angel gate』は『.hack//Roots』OP『Silly-Go-Round』のカップリングですけど、
対照的でスローなバラードナンバー。楽器の音を重視するというより、コーラスワークを
重視したナンバーなので、ここでは梶浦DIVAとしてのYUUKAさんになっていました。
去年の11月以来に聴いた生歌ですけど、『Silly-Go-Round』とか早く聴ければ良いなと
と思ったり。

関連リンク
平野綾 『Breakthrough』 発売記念イベントレポート(2006年04月09日)
Fiction Junction YUUKA アルバム発売記念ライブ イベントレポート(2005年11月27日)
Fiction Junction YUUKA 『Destination』 感想など(2005年11月23日)


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